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  「 最終例会 」
西藤 会長
「 新年度初例会 」
奥 会長
前回(6月 17日)の報告  
1.ソング
「 富士山 」 
 
2.ビジター紹介
な し
3.会長の時間
  ロータリー財団について述べます。
1917年、アトランタで開催された国際大会で、RI会長アーチ・クランフの提唱によって、「人間を育てる
教育のための奉仕基金」アーチ・クランフ基金が創設され、それが、1928年ロータリー財団となり、1931年
に信託宣言がなされました。
1945年、第二次世界大戦終了に伴って、@高等教育のためのロータリー財団奨学金制度、A各国の国民の間
に国際理解と友好関係を勧めることを目的とした、確実で効果的なプロジェクトの育成、B戦争や災害によ
り、破壊や損害を被ったロータリアンと家族のための緊急時の救済方法の準備を目的として本格的な活動が
開始されました。
ロータリー財団奨学金制度が始めて実施されたのは1947年であり、ポール・ハリスの逝去を機に寄せられた
371,143 $の寄付金を基に、18名の大学院生に奨学金が支給されまた。当初は、高等教育を受けさせるため
の奨学金制度として発足しましたが、1959年からは国際理解と友好を深めるための奨学金とその目的が変更
されました。更に、1992年より国際親善奨学金と名称が変更され、一年度の国際親善奨学金、マルチ・イヤ
ー国際親善奨学金、文化研修のための国際親善奨学金、特別の目的をもった世界を枠とする競争制の奨学金
が新設されました。
国際親善奨学金の名称からもうかがえるように、あくまでもロータリーが派遣する親善大使として、国際親
善を目的とする奨学金制度であり、従来は一年間の支給が原則とされていたので、期間満了後は帰国するか、
ロータリーを離れて私費に切り換えるかの方法しかありませんでしたが、1992年より、マルチ・イヤーの制
度が新設されて長期間の支給が可能となりました。
ロータリー国際理解賞を受賞された国連高等弁務官の緒方貞子さんが、日本から送り出された財団奨学生の
第二号であることからも、この制度がいかに有意義な未来に対する投資であるかが理解頂けると思います。
財団寄付の再分配に関して、1990年からシェア・システムが導入され、地区の一般寄付の60%は地区財団活
動資金(DDF)として、国際親善奨学金、発展途上国で奉仕する大学教員のための補助金および同額補助
金として還元され、40%は国際財団活動資金として、財団が実施するその他すべてのプログラムの資金とな
ります。
ロータリー財団奨学金候補者は、優秀な学生、技術者ないし教師であると共に、親善使節となることのでき
る素質をもつ者でなければなりません。自国と受入国の国民間の友情と理解の効果的なかけ橋を務めるため
に、候補者は親しみやすい外交的な性格と、異なる文化をもつ国民の態度および生活様式に対する関心と、
自己の考えを即座に効果的に伝える能力とをもっていなければなりません。更に、自国の歴史、文化、地理、
時事問題についても十分な知識を持つ必要があります。
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