当時は海岸線が城のすぐ近くまで迫っていましたので、海上から眺めると水上に浮かんでいるように見え、「浮城」或いは、琴を横から見たような形から「琴浦城」とも呼ばれる美しい城でした。
この尼崎城も明治6年(1873年)の廃城令で跡形もなく消え去ってしまいましたが、400年前さながらに城下町の面影を伝える「寺町」が残っています。
寺院は11ヶ寺を数え、国や県が指定する重要文化財も集中しており、尼崎の歴史を現在に伝える町並みを感じられます。